不動産のプロが教える住宅ローン商品の選び方
2023年05月03日
「マイホーム・新しい住み替え先が欲しくて住宅ローンを組みたいけど、どこの金融機関の住宅ローンの商品が良いのかわからない」
本記事にたどり着いたということは、きっとこのような悩みを抱えているのではないでしょうか。
本記事では住宅ローン商品の選び方をご紹介します。一生で一度かもしれないマイホーム購入で後悔したくない人は最後までお読みください。
記事の監修者
-
株式会社サプライズコンシェルジュ 代表取締役
-
不動産売買仲介・不動産買取歴10年以上
大手不動産会社で売買仲介営業(不動産売買取引100件以上)→不動産テック上場企業の名古屋支社立ち上げ・不動産屋約200社のCS担当→不動産売却マッチングサービス「いえうるん」リリース
資格宅地建物取引士
事業許認可宅地建物取引業 愛知県知事(1)第24918号
記事の監修者(顧問弁護士)
-
星ヶ丘法律事務所顧問弁護士
-
■プロフィール
平成16年北海道大学法学部卒業 平成20年名古屋大学法科大学院卒業 平成24年弁護士登録 名古屋市内の法律事務所で勤務 平成31年星ヶ丘法律事務所開設
資格弁護士
住宅ローンは、多くの人にとって人生で最も大きな買い物の一つであり、適切な商品を選ぶことが非常に重要です。
この記事では、住宅ローン商品の選び方に関するポイントと、最適な選択方法について解説します。
この記事は、住宅ローン商品を選ぶ際のポイントを知りたい方や、自分に最適な住宅ローン商品を見つける方法を学びたい方を対象としています。
目次
住宅ローン商品の種類と特徴について
金利が一定期間固定された商品です。金利が変動しないため、毎月の返済額が一定であり、安定した返済計画が立てやすいです。
変動金利 変動金利型の住宅ローン
金利が市場の金利に連動して変動する商品です。金利が低い時期に借り入れると、返済額が抑えられることがありますが、金利上昇のリスクもあります。
フラット35
国が推奨する固定金利型の住宅ローン商品で、最長35年間の返済期間が設定されています。耐震基準を満たす住宅であれば、金利が優遇されることが特徴です。
その他の住宅ローン商品
金融機関によっては、固定金利と変動金利を組み合わせた商品や、返済額が段階的に変動するステップアップ型など、さまざまな商品が提供されています。
住宅ローン商品選びのポイント: 住宅ローン商品を選ぶ際には、金利の比較や金利タイプの選択、返済期間の設定など、様々なポイントを考慮しましょう。
住宅ローン金利の比較について
金利が低いほど、返済総額が抑えられます。複数の金融機関の金利を比較検討しましょう。また、金利以外にも手数料や保証料など、諸費用を確認して総コストを比較することも重要です。
金利タイプの選択
固定金利と変動金利のどちらを選ぶかは、金利の安定性とリスクを天秤にかけて検討しましょう。
固定金利は安定した返済が可能ですが、金利が高めに設定されることが一般的です。変動金利は金利が低く始まることが多いですが、将来的に金利が上昇するリスクがあります。
返済期間の設定
返済期間は、借入額や月々の返済額に大きく影響します。返済期間が長いほど月々の返済額は小さくなりますが、金利の支払いが増えるため、総支払額が大きくなります。自分の収入や支出を考慮して、適切な返済期間を設定しましょう。
前払い・繰り上げ返済の有無
前払いや繰り上げ返済ができる住宅ローン商品を選ぶことで、返済額や返済期間を短縮することができます。ただし、繰り上げ返済には手数料がかかることがあるため、商品選びの際にはその条件も確認しましょう。
保証人・保証会社の選択
住宅ローン商品には保証人が必要な場合や、保証会社を利用する場合があります。保証人が必要な場合は、親族や友人に頼むことになりますが、保証会社を利用することで、保証人を立てる必要がなくなります。ただし、保証会社を利用する場合は、保証料が発生しますので、そのコストを考慮しましょう。
審査基準の把握
金融機関は、借り手の信用力を審査して住宅ローンを提供しています。審査基準は金融機関ごとに異なるため、複数の金融機関に申し込むことで、自分に適した住宅ローン商品を見つけることができます。
また、審査に通りやすくするためには、安定した収入や貯金、信用情報の良好さなどが重要です。
サービス・サポートの比較
金融機関ごとに提供されるサービスやサポートが異なります。例えば、オンラインでの手続きや電話サポート、繰り上げ返済の手数料の有無など、自分にとって重要なサービスやサポートを比較しましょう。
住宅ローンの情報収集方法と比較検討
インターネットでの検索
インターネットで金融機関や住宅ローン商品の情報を調べることができます。また、口コミサイトや比較サイトを利用することで、他の利用者の評価や感想も参考にできます。
金融機関に直接問い合わせ
金融機関の窓口や電話で直接問い合わせることで、詳しい商品情報や相談ができます。また、複数の金融機関に問い合わせることで、より適切な住宅ローン商品を見つけることができます。
不動産仲介業者に相談
不動産仲介業者は、住宅ローン商品に関する情報や経験が豊富です。業者に相談することで、自分に適した住宅ローン商品や金融機関を紹介してもらうことができます。
知人や家族に相談
知人や家族に住宅ローン商品について相談することで、実際の経験やアドバイスを聞くことができます。また、彼らの意見や知識も参考にして、自分に適した住宅ローン商品を見つけましょう。
自分に最適な住宅ローン商品の選び方
総支払額の比較 金利や手数料など
住宅ローン商品に関連する費用を総合して比較しましょう。総支払額が最も少ない商品が、最も適切な選択となることが多いですが、その他の条件やサービスも考慮して選ぶことが重要です。
金利変動リスクの検討
金利が上昇するリスクを考慮して、固定金利型と変動金利型のどちらが自分に適しているかを検討しましょう。金利が上昇することに不安がある場合は、固定金利型の商品がおすすめです。
柔軟な返済プランの評価
返済プランの柔軟性も住宅ローン商品選びのポイントです。例えば、収入が増えた場合に繰り上げ返済ができる商品や、収入が減った場合に返済額を減らせる商品など、自分のライフスタイルや将来の見通しに合った返済プランを選びましょう。
無理のない住宅ローンの返済計画の立て方
月々の返済額の設定
月々の返済額は、収入や支出を考慮して無理のない範囲で設定しましょう。また、将来的な収入増減やライフイベントも考慮して、適切な返済額を見積もります。
予備費の確保
住宅ローンの返済だけでなく、家の修繕費や税金など、住宅に関連する費用の予備費も確保しておきましょう。
緊急費用の確保
緊急事態が発生した場合に備えて、緊急費用を確保しておくことが重要です。例えば、仕事を失った場合や病気になった場合など、収入が減るリスクに備えましょう。
返済期間の見直し
返済期間を適切に見直すことで、無理のない返済計画を立てることができます。収入が増えた場合や繰り上げ返済が可能な場合は、返済期間を短縮することがおすすめです。
繰り上げ返済の活用
繰り上げ返済を活用することで、返済期間を短縮し、金利負担を減らすことができます。ただし、繰り上げ返済には手数料がかかることがあるため、その条件も確認しましょう。また、繰り上げ返済を行う前に、緊急費用や予備費が十分に確保されていることを確認してください。
まとめ
住宅ローン商品選びの重要ポイントは、金利タイプや返済期間、柔軟な返済プランなど、自分のライフスタイルや将来の見通しに合わせた選択をすることです。また、情報収集や比較検討を行い、総支払額や金利変動リスクを考慮して最適な商品を選ぶことが重要です。
無理のない返済計画を立てるためには、月々の返済額や返済期間を適切に設定し、緊急費用や予備費を確保しておくことが必要です。また、繰り上げ返済を活用することで、返済期間を短縮し、金利負担を減らすことができます。
適切な住宅ローン商品選びを行い、快適な住まいを実現するために、今回紹介したポイントを参考にしてください。自分に最適な住宅ローン商品を見つけ、夢のマイホームを手に入れましょう。