トヨタホームの評判・口コミはどう?実際に家を建てた人の感想や気を付けること、メリットについて

「トヨタホームの評判・口コミって実際どうなの?」
「トヨタホームで家を建てるときに気を付けることってどんなことだろう?」

この記事を読まれている方は、上記のようなことを考えているのではないでしょうか。

トヨタホームは世界的な大企業であるトヨタグループの住宅メーカーであり、自動車で培った防錆技術などを住宅の耐震性や耐久性の高さに活かしているのが最大の特徴です。

また、品質の高いながら坪単価が平均的であり、間取りが均一化されているので、初心者でも安心して選ぶことが可能。

今回の記事では、実際にトヨタホームで住宅を建てた方の評判・口コミ(感想)やメリット、家を建てる際に気を付けるべきことについて解説します。

トヨタホームで家を建てようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

記事の監修者

株式会社サプライズコンシェルジュ代表取締役 沖祐生

株式会社サプライズコンシェルジュ 代表取締役

沖 祐生

不動産売買仲介・不動産買取歴10年以上
大手不動産会社で売買仲介営業(不動産売買取引100件以上)→不動産テック上場企業の名古屋支社立ち上げ・不動産屋約200社のCS担当→不動産売却マッチングサービス「いえうるん」リリース

資格宅地建物取引士

事業許認可宅地建物取引業 愛知県知事(1)第24918号

記事の監修者(顧問弁護士)

星ヶ丘法律事務 宮城佳典

星ヶ丘法律事務所顧問弁護士

宮城 佳典

■プロフィール
平成16年北海道大学法学部卒業 平成20年名古屋大学法科大学院卒業 平成24年弁護士登録 名古屋市内の法律事務所で勤務 平成31年星ヶ丘法律事務所開設

資格弁護士

トヨタホームとは?30代に人気のハウスメーカー

トヨタホーム 公式サイト
出典:住宅・ハウスメーカーのトヨタホーム

項目 詳細
住宅構造 鉄骨・木造
住宅タイプ 平家、二世帯住宅、2・3階建て
保証期間 40年(最長60年)
坪単価 40〜100万円
戸建て販売実績 3597戸(2020年度実績)
販売会社数 全国18社
設立 2003年4月

トヨタホームは日本最大手の自動車会社であるトヨタグループのハウスメーカーです。

「世界のトヨタ」と呼ばれる自動車部門で培われた塗装技術は、そのままサビや地震に強い防錆塗装に応用されていて、住宅の建築にも活かされています。

保証期間が長いのも特徴的で、保証期間は最長60年です。

通常の場合は35年で保証期間が切れる住宅メーカーが多いですが、トヨタホームに関しては35年の2倍近い60年間の保証がついています。

また「クルマde給電」などの技術を駆使した電気を作る、貯めるといった「スマートハウス」を展開しており、省エネできる住宅を作れるのもトヨタホームの魅力的なポイントと言えます。

トヨタホームの坪単価は40万円〜100万円前後

トヨタホームの注文住宅の坪単価は40万円〜100万円前後とされています。

坪単価にこれほど差がある理由は、トヨタホームの注文住宅には作りとして木造、鉄骨、住宅のタイプとして平屋や2・3階建てと様々なバリエーションがあり、種類ごとに坪単価に差が出てくるためです。

トヨタホームで住宅を建てる場合にかかってくる坪数ごとの住宅価格と建築にかかる総費用を計算して以下の表にしました。

なお、総費用に関しては住宅ローンの利息や諸経費なども含めると住宅価格の2〜3割増になるとされているので、2〜3割増の値段を記載しています。

坪数 住宅価格 総額
30坪 1,200〜3,000万円 1,600〜3,900万円
40坪 1,600〜4,000万円 2,133〜5,200万円
50坪 2,000〜5,000万円 2,600〜6,500万円
60坪 2,400〜6,000万円 3,200〜7,800万円

一般的に、日本の住宅は40坪が平均なので、トヨタホームで住宅を建築する場合は安くても2,000万円〜5,200万円ほどのお金がかかるとみておいてください。

なお、トヨタホームの坪単価は他の有名大手ハウスメーカーの平均坪単価である70万円以上に比べると少し安くなっています。

ただ、住宅が鉄骨か木造か、平屋か2階になるかで坪単価は変わってきます。

耐震構造を重視した住宅設計にすると坪単価は100万円近く、もしくはそれ以上になることもあるので、トヨタホームの担当営業マンと面談する場合は不要なオプションが追加されていないかをチェックしてください。

トヨタホームで家を建てた人の評判・口コミ(感想)

トヨタホーム 評判・口コミ
実際にトヨタホームで家を建てた方の評判・口コミは良いものが多いです。

ただ、その中でも悪い評判や口コミが少ないながらも散見されたので、それぞれ紹介をしていきます。

これからトヨタホームで家を建てることを検討している方は、リアルな本音も参考にしてください。

トヨタホームで家を建てた人の良い評判・口コミ

実際にトヨタホームで家を建てた方の評判・口コミをまとめると

  • アフターサービスの対応が迅速で助かった
  • トヨタホームの営業担当者が決め手になって住宅建築をお願いした
  • トヨタホームの鉄骨造は地震の耐震性が非常に強い

というものがありました。

一方で、悪い評判・口コミはどのような内容があるのかをみていきます。

トヨタホームで家を建てた人の悪い評判・口コミ

実際にトヨタホームで家を建てた方のネガディブな声は少なかったですが、数少ないものとして「初期不良があった」や「営業担当者との相性が合わなかった」といったものがありました。

施工前に不安要素を担当者に確認することや担当者と相性が合わないと感じた場合は担当者を変更してもらうことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

上記のようなトラブルはあるものの、トヨタホームは営業や設計、施工などを総合的に評価して表彰する「デミング賞」を受賞したり、愛知県No.1の施工実績があるほどサービスの質は高いです。

トヨタホームで家を建てるメリット

トヨタホーム メリット
住宅メーカーはトヨタホームの他にも複数存在していますが、その中でトヨタホームを使うメリットは以下の6つです。

【トヨタホームを利用するメリット一覧】

  • 注文住宅から分譲宅地・建売、分譲マンション、リフォームなど幅広い
  • 自動車メーカーの技術を活かした耐震性がすごい!
  • スマホで遠隔から家電製品を操作できるアプリ「HeMS」が画期的
  • ユニット工法・鉄骨軸組工法の2種類から選べる
  • 住宅保証が最大60年と長期で安心
  • 金利・手数料・保証料が優遇されるトヨタホームローンが良い

では、それぞれ詳しく解説していきます。

注文住宅から分譲宅地・建売、分譲マンション、リフォームなど幅広い

トヨタホームを利用するメリットには、分譲宅地から建売、分譲マンション、リフォームまで幅広く取り扱っているため、要望に沿った住宅を手に入れられます。

注文住宅では、商品ラインナップとして「シンセ」「エスパシオ」「LQ」「ELABO」など様々なシリーズが展開されており、要望に合わせた間取りにできます。

分譲宅地に関しては沖縄・北海道以外のエリアを選べるので、全国どこからでも売りに出されている宅地を選べます。

分譲マンションは、2020年のグッドデザイン賞を受賞した「アネシア」シリーズが販売されており、東京都心や名古屋駅まで30分以内で行ける場所にマンションがあることからアクセスの良さに定評があります。

リフォーム部門でも、家族構成に合わせた住宅のプロによる提案をして、より暮らしやすい住宅設計を実現してくれます。

自動車メーカーの技術を活かした耐震性がすごい!

トヨタホームの耐震性を支えているのは耐震性の高い「パワースケルトン」と呼ばれる構造体と、独自で開発した制震システムである「T4システム」に支えられています。

上記の制震システムと構造体を組み合わせた結果として、トヨタホームの住宅は阪神大震災で発生し、南海トラフ巨大地震で想定される震度7でも問題なく住み続けられることが実験で証明されています。

日本は今後も大地震が想定されている場所が非常に多いですから、耐震性の高いトヨタホームの注文住宅は心強いですね!

スマホで遠隔から家電製品を操作できるアプリ「HeMS」が画期的

「HeMS」とは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略称であり、自宅の機器のエネルギー量を可視化して、エネルギー量を抑制したり、外から家電製品を操作できるシステムの事を指しています。

トヨタホームの「HeMS」の特徴として、スマホ一つでエアコンやお風呂をはじめとした家電製品や窓・玄関の鍵を操作可能な点が挙げられます。

外からスマホで家の状態を常にチェックできるので、仮に自宅の鍵の開閉を忘れた場合でもスマホ一つで鍵を閉められますし、家に到着する前にエアコンをあらかじめつけておくことで涼しい状態で家に入れるなど便利です。

家に到着する前にお風呂が湧き上がっていたり、部屋が涼しくなっているのはありがたいですね!

ユニット工法・鉄骨軸組工法の2種類から選べる

トヨタホームの注文住宅では「鉄骨ラーメンユニット工法」と「鉄骨軸組工法」の2種類から選べます。

鉄骨ラーメンユニット工法と「鉄骨軸組工法」の違いは以下の通りです。

工法名 鉄骨ラーメンユニット工法 鉄骨軸組工法
特徴 工場で部品(ユニット)を作り、現地で部品を組み立てる工法 従来の木造工法を鉄に置き換えた工法
メリット ・工期が短期間
・品質が均一化される
・大開口・大空間を作れる
・耐久・耐震性が高い
・鉄骨のため品質が均一化される
・鉄骨のためシロアリ被害が抑えられる
・広い空間をつくりやすい
デメリット ・コストがかかる
・間取りの柔軟性が低い
・周りの道路が狭いと建築できない場合がある
・リフォームする場合は高額になる
・断熱性は低い
・コストがかかる
・リフォーム費用は高い

ユニット工法と鉄骨軸組工法は品質が高く、コストが高いという共通点はありますが、工期の長さに違いがあります。

ユニット工法であれば、3ヶ月ほどで住宅を竣工でき、鉄骨軸組工法であれば半年ほど期間がかかります。

ユニット工法のおすすめの人は、なるべく短期間で家に住みたい人、鉄骨軸組工法がおすすめの人は、間取り設計にこだわりたい人です。

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分にあった工法を選択することをおすすめします。

住宅保証が最大60年と長期で安心

トヨタホームが用意している保証プランである「アトリス・プラスエース」は、業界最長である初期保証40年、最長60年間の長期保証を備えています。

つまり、住宅を30代で建築すると100歳近くまで保証が続くこととなり、事実上の終身保証になっているため、安心して家に住み続けられます。

また、定期的な点検は引き渡し日から2ヶ月目、11ヶ月目、23ヶ月目に行われます。

23ヶ月目以降の点検は25年目まで5年ごとに無料点検、25年目以降は5年ごとに家がある限り続けられます。

トヨタホーム 保証期間
出典:長寿命で、生涯にわたる価値を保つこと | トヨタホームの6つのこだわり

定期的な点検が続くので、安心して暮らし続けられます。

他の住宅メーカーだと最長でも保証は30年がほとんどなので、長い期間安心して住宅にすみ続けたいと考えている方はトヨタホームおすすめです。

金利・手数料・保証料が優遇されるトヨタホームローンが良い

トヨタホームはローンを組むと、トヨタグループのローン会社である「トヨタファイナンス」が提供している「トヨタホーム ローン」を組むことができます。

「トヨタホームローン」の特徴として、ローンを組む際の保証料や事務手数料についてかかりません。

通常の住宅ローンは、ローンを組む際に保証料や手数料がかかってくるため、建築総額が余計にかかってくるというデメリットがあります。

対して、トヨタホームは保証料や事務手数料がかからないため数百万円単位でトータルで支払うお金が安くなります

また、ローンの金利も1〜1.5%と低めなので、トヨタホームで住宅を建てた場合はセットで優遇される「トヨタホーム ローン」の利用がおすすめです。

トヨタホームで家を建てる際に気を付けること

トヨタホーム 家を建てる 気を付けたいポイント
トヨタホームで家を建てるのにはいくつものメリットがありますが、一方で気を付けたいこともあります。

気を付けることは以下の通りです。

【トヨタホームで家を建てる際に気を付けること一覧】

  • 対応窓口が代理店なのでサービス対応にばらつきがある
  • 間取りにはある程度制限が設けられている
  • トヨタホームで安く家を建てることは難しい

では、それぞれ詳しく解説していきます。

対応窓口が代理店なのでサービス対応にばらつきがある

トヨタホームはフランチャイズ制を取っているため、対応する窓口は代理店となっています。

大手のハウスメーカーなので、基本的にサービスの質は担保されていますが、お店の繁忙期や混雑期は接客などが多少雑になってしまうなどはあります。

住宅のオプションサービスを担当者から勧められることもありますが、トヨタホームのオプションは蓄電池や全館空調など住宅性能を向上させるサービスのひとつです。

人によっては不要と感じることも少なくありませんので、オプションサービスを勧められた場合は、必要かどうかを確認した上で検討してください。

間取りにはある程度制限が設けられている

住宅は耐震性・耐久性を上げるほど柱などに使われる鉄骨が太くなっていくので、間取り設計の自由度は比例して下がります。

これをデメリットに感じる人はいますが、素人が考えた間取りでは居住後「導線が微妙」「ライフスタイルに合っていない」など問題が出てくる可能性もあります。

トヨタホームの場合は、設計のプロが住みやすい間取りをシリーズごとに用意しているので、「間取りトラブルのリスク」を抑えてくれています。

なので、間取りを1から自分で決めたい方は、トヨタホームで家を建てることはあまりおすすめできません。

トヨタホームで安く家を建てることは難しい

トヨタホームの坪単価は40〜100万円ほどと平均的な価格ではありますが、「安く家を建てる」ことは難しいです。

中小のハウスメーカーに比べて、大手のハウスメーカーは値引き交渉がしにくい実情があります。

ただ、複数のハウスメーカーから相見積もりを取り、トヨタホームの担当者に「他社はこれくらい安くしてくれた」と交渉すれば、値下げに応じてくれる可能性はあります。

住宅価格を少しでも抑えるたい方は、「交渉の切り札」として相見積もりを事前に取るのがおすすめです。

トヨタホームで家を建てるまでの流れ

トヨタホーム 家が建つまで 流れ
トヨタホームで実際に家を建てて、居住するまでの流れについて解説します。

STEP1.家づくりの準備を行う
家づくりにはカタログを取り寄せて、理想の間取りを見つけたり実際に展示場に行ってカタログとどれくらい差があるのかを確かめることが大切です。

また、実際に土地を探して家を建築する場所を決めます。建築する場所は駅から近いのかや商業施設が近くにあるのかなど様々な要素から、最適な場所を選びましょう。

場所選びが終わったら、実際に家を建ててもらうハウスメーカーを決定します。

STEP2.ハウスメーカーと相談・契約
ハウスメーカーと接点を保つためには、実際に展示場に足を運んだりイベントに参加することで担当者と会えます。

担当者と打ち合わせをした上で、住宅の仕様である間取りなどの設計を決めて、住宅ローンや頭金などの資金計画を練ります。

計画を練り、実際にハウスメーカーと契約を結びます。

STEP3.建築工事
契約を結ぶと、間取りを決定して仕様に基づいた工事が始まります。

工事開始から早くて3〜4ヶ月で住宅が完成します。

STEP4.入居・アフターサービス
完成すると、実際に入居します。入居した後も先ほど紹介した長期保証がついており、生涯にわたってアフターサービスを受けられます。

個人差はあるものの、上記の4ステップを踏むまでに早くて1年以内に完了します。

トヨタホームで家を建てるべき人の特徴

トヨタホーム 家を建てる おすすめの人
トヨタホームで住宅を建てるべき人の特徴として上げられるのは以下のような方です。

【トヨタホームで家を建てるべき人一覧】

  • 耐震性にこだわりがある人
  • 施工に対して意見できる人
  • 防犯対策をきっちり行いたい人

トヨタホーム は、先ほど解説したように耐震性を強みとしており、これからくるとされる南海トラフ巨大地震に相当する揺れでも耐える設計をしているため、耐震性にこだわりたい方におすすめです。

また、施工に対して意見をきっちり言える人もトヨタホームはおすすめといえます。理由として代理店によって質が異なってくるためです。

さらに、トヨタホームは割れにくいガラスや電子錠など防犯対策も徹底しているため、セキュリティについてこだわりを持っている方もおすすめできるハウスメーカーです。

トヨタホームで家を建てない方がよい人の特徴

一方でトヨタホームで家を建てない方がよい人の特徴として以下のような人が挙げられます。

【トヨタホームで家を建てない方がよい人一覧】

  • コストをかけたくない人
  • 失敗しない間取りを自分で作れる人

トヨタホームは、大手のハウスメーカーなので坪単価はどうしても高くなってしまう傾向にあります。

そのため、住宅建築に少しでもコストをかけたくないと考えている方は相性が合いません。

また、間取りはあらかじめプロが設計しているため、自分で間取りを設計できる人もトヨタホームはおすすめしません。

まとめ

トヨタホーム 評判 まとめ
トヨタホームで実際に家を建てた人の評判・口コミを調査したところ以下のような声が上がっていました。

良い評判 悪い評判
・アフターサービスが迅速に対応してくれる
・耐震、耐久性が高い
・全館空調はユニットが別であれば一方が壊れていても効き続ける
・初期不良があった
・営業担当者との相性が合わなかった

上記の表より、トヨタホームは「耐震性の強さやアフターサービスに強み」があるハウスメーカーということがわかります。

「初期不良」に関しては、施工業者の作業内容を細かくチェックし「営業担当者との相性が悪い」場合は、>別の担当者に変更してもらうことで対策してください。

結論として、トヨタホームは総合的に評価の高いハウスメーカーなので、気になる方は公式サイトにアクセスしてみてはいかがでしょうか。

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