【必見】不動産買取査定をする前に必ず確認すべき3つのこと
2022年12月17日
「不動産買取の査定をしてもらいたい!」
「不動産買取査定をしてもらうために知っておくべきことはあるだろうか…」
「急な事情ですぐに不動産を買い取ってもらいたいけど、できるだけ高く売りたいな。」
この記事にたどり着いたということは、このようなお悩みをかかえているのではないでしょうか?
不動産会社にお願いすれば買取査定はすぐにしてもらうことができます。しかし、すぐに不動産会社に相談すると損をしてしまうおそれがあるのです。
そこで、不動産買取査定をする前に確認すべき3つのことについて紹介していきます。
記事の監修者
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株式会社サプライズコンシェルジュ 代表取締役
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不動産売買仲介・不動産買取歴10年以上
大手不動産会社で売買仲介営業(不動産売買取引100件以上)→不動産テック上場企業の名古屋支社立ち上げ・不動産屋約200社のCS担当→不動産売却マッチングサービス「いえうるん」リリース
資格宅地建物取引士
事業許認可宅地建物取引業 愛知県知事(1)第24918号
記事の監修者(顧問弁護士)
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星ヶ丘法律事務所顧問弁護士
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■プロフィール
平成16年北海道大学法学部卒業 平成20年名古屋大学法科大学院卒業 平成24年弁護士登録 名古屋市内の法律事務所で勤務 平成31年星ヶ丘法律事務所開設
資格弁護士
不動産買取査定をする前に確認すること①
不動産を売却する際には「買取」以外にも「仲介」という方法があります。
買取と仲介の大きな違いは売却する際の「価格」と「売れるまでの時間」です。
簡単にいうと、買取はすぐに売れるが価格が相場の2割〜3割ほど安くなり、仲介は売るまでに時間がかかるが価格は相場通りに売れる。といった感じです。
もし、売却する時期が超直近でなくても平気という場合は「買取保証」について知っておきましょう。
買取保証について
買取保証とは、すぐに不動産を買い取ってもらうわけではなく、いったん仲介で売却するよう不動産会社にお願いして、一定期間売れなかった際に不動産会社が買取するという方法です。
前述したとおり、一般的に不動産は買取よりも仲介のほうが高額で売ることができます。そのため売却時期に余裕がある場合は、すぐに買取査定を依頼するのではなく買取保証にしておくことで不動産をより高額で売れる確率が高まるのです。
また、買取保証にしておけば、「万が一売れなかったらどうしよう…」という心配がなくなるのも大きなメリットといえるでしょう。
不動産買取査定をする前に確認すること②
不動産買取の大きな特徴としては、即金買取ですぐに現金が手元に入るというところです。
きっとこの記事を読んでいる人の中には、「買取してもらうためにはどれくらい期間がかかるのだろう?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。
即金買取について
即金買取は不動産会社に保有している不動産を買い取ってもらい、その字のごとく好きなタイミングで即金で現金を受け取ることが可能です。早ければ買取査定をしてから1週間後に受け取ることもできたりします。
ただし、即金で現金が欲しいからといって不動産買取業者を1社だけに絞って買取査定をしてもらうというのはおすすめしません。
不動産買取の価格は買取業者によって変わります。買取価格は市場価格(仲介で売却した場合の価格)の7割~8割くらいの価格ですが、たとえば3000万円の不動産であれば1割の差でも300万円あります。
この1割の差というのは買取業者によって変わるのです。A社に査定をしてもらったときは2200万円だったがB社では2400万円と査定してもらったということが起こり得えます。
そのため、即金買取してもらう際は最低でも3社には査定してもらい比較するようにしましょう。
不動産買取査定をする前に確認すること③
不動産を売却するとき、じつは注意しなければならない法律があるのです。おもに築年数が古い物件を売却しようと思っている場合は契約不適合責任について知っておきましょう。
契約不適合責任について
売主や不動産業者などは、売買契約や請負契約にあったものを買主に引き渡すという義務があります。
しかし、相手側に引き渡したものが、買主の契約内容に適合していないと判断されると、責任をとらなくてはならないというのが契約不適合責任です。
つまりどのようなことがあるかというと、たとえば晴れている日には気がつかなかった雨漏りや、床下のシロアリ被害など見えない欠陥が見つかったときに、買主は一定期間内であれば売主に補修の請求ができるということです。
ただし、契約不適合責任を自分で負わなければならないのは不動産売却を「仲介」で引き渡した場合のみであり、不動産買取においては気にする必要はありません。
不動産業者に買取をしてもらい、新しい売主にその物件を引き渡した場合、売主は不動産業者になるためです。
不動産買取の流れ
ここまで不動産買取査定をする前に確認しておくべき3つのことを紹介してきました。売却している不動産が仲介でもすぐ売れそうな場合は買取保証で様子見をするのもよいですし、物件の築年数が古くすぐに現金が必要という場合は即金買取してもらうのもよいでしょう。
では、最後に簡単に不動産買取までの流れを紹介していきます。
事前に不動産買取の流れを確認しておきましょう
不動産買取の流れは以下のようになっています。
- 1:市場価格の調査
- 2:査定依頼
- 3:契約の締結
- 4:決済・引き渡し
- 5:確定申告
まずはじめに、不動産買取査定する前に売却しようとしている不動産の市場価格を自分で調べてみましょう。
不動産買取の価格は市場価格の7割〜8割程度になることが大半ですので、あらかじめ価格の目安を知っておくことが大切です。
市場価格の調べ方については、「【決定版】不動産のプロが教える間違いない不動産買取相場の調べ方」で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
市場価格を調べたら査定の依頼をしましょう。
前述しましたが、査定依頼をする際は複数社に依頼しましょう。不動産業者は査定をしたらすぐに回答を求めてくることが多いですが、しっかり複数社に査定依頼して比較することが大切です。
不動産買取を不動産会社に相談する以外の方法
「不動産買取の相談をしたいけど、不動産会社には来て欲しくない…」
この言葉はよく耳にします。実際に訪問査定をしているところを近所の人に見られたくなかったり、訪問に来た不動産会社の営業マンに不動産売却を強く促されたりなど、訪問されることに嫌悪感を持つ人もいらっしゃるでしょう。
もしかしたら、すぐに査定額が分かると謳っている不動産の一括査定サイトをご利用したことがある人もいるのではないでしょうか。
不動産の一括査定サイトはそのサイトに登録してある不動産会社に物件の情報や個人情報などを流しているだけです。
そのため様々な不動産会社からしつこい電話がかかってくるようになるだけで、すぐに査定額を知ることができるというものではありません。
もし不動産を売却しようと悩んでいるけど相談先に困っているというときは、一度いえうるんへご相談ください。いえうるんは宅地建物取引士の資格を持った不動産のプロが監修しているサイトです。
まとめ
不動産買取はすぐに現金を作るができますが、売却時期に余裕があるのであれば基本的には買取保証で仲介してもらった方がお得です。
ただ、不動産というジャンルでは分からないことがたくさんあるかと思います。そんなときはぜひ一度いえうるんへご相談ください。